データ作成の注意点
完全データ作成のための基本的なルール
入稿データの作成には、いくつかのルールがあります。以下に記載させていただきましたのでご確認ください。
印刷に絶対に必要なトリムマーク(トンボ)について
データのリンク切れを防ぐために、画像配置で使用されたリンク画像も一緒にフォルダに入れて下さい。
トリムマークとは、印刷時や断裁位置を明確にするために必要な「目じるし」のことです。 トリムマークの内側と外側の間隔は通常3mmです。
内トンボは仕上がり線を示しており、内トンボから外トンボの間は裁ち落としのための「塗り足し」部分を示しています。 印刷をする実寸サイズよりも「約10mm大きめ」に作成する事が大切です。特に背景に写真画像がある場合は内トンボで断ち落としされる事を考えてデザインしましょう。
カラー印刷は、写真や画像の解像度を「350dpi」に設定
解像度とは画像を表現する格子の細かさのことを指し、一般的に解像度の目安はカラー印刷では「350dpi」となります。
dpiってなに?
dipとは、dot per inchの略で、ドット密度の単位で、1インチの幅の中にどれだけのドットを表現できるかを表す単位です。
ppi:Pixels per inch(ピクセル・パー・インチ)
「ppi」と同じく解像度を表す単位ですが、こちらは、1インチ当たりに並ぶピクセル数を表す単位です。
印刷の解像度が350dpiならWebの解像度は?
Webの解像度は72dpiとなります。印刷物の解像度と比べかなり低くなります。
※白黒の場合や、印刷サイズの違いによっても適切な解像度は異なります。
グレースケール:600dpi
モノクロ2階調:1200dpi
カラーモードはCMYK

カラーモードは「CMYK」になっていますか?
PCモニタの色表現は「RGB」ですが、一般的に印刷物は、「CMYK」で表現されています。
「RGB」は、「CMYK」と比較して色数が多いので、間違えて「RGB」で印刷してしまうとイメージしたものと異なる色合いになってしまいます。なので印刷の入稿データは必ず「CMYK」に設定されているか確認してください。
文字の最小サイズ
印刷物において、一般的に最小文字サイズは「6pt」とされています。これ以上、小さいサイズだと文字が潰れてしまい読めなくなる可能性があります。 また、フォントの種類によっては「5pt」でも問題なく読めるケースもございますが、印刷トラブルを避ける意味でも「6pt以上」を推奨します。
文字データは、必ず「アウトライン化」する!
データを入稿する際は、必ずフォントをアウトライン化してください。アウトライン化されていない場合は印刷に回すことができません。 ※文字をアウトライン化をすることで、文字が図形化されます。 これによって、例えば「A」というフォントを使用して作成したデータ を「A」というフォントがインストールされていない他のPCでデータを開いた際、文字の形が変わってしまう事を防ぐことができます。 ですので入稿の際は必ずフォントのアウトライン化をお願いします。
アウトライン化しない状態で入稿すると、お客様の意図しないフォントに置き換わって印刷されてしまうことがあります。 注意点として、一度アウトライン化したフォントは元に戻すことができません。アウトライン化した場合は必ず別名保存して、手元にアウトライン前の制作データを保管されることをお薦め致します。
アウトライン化すると編集ができなくなります
アウトライン化すると文字がテキストではなくなるため、文字を入力し直すなどの修整ができなくなります。
線幅とヘアラインについて

線幅について
罫線は「0.4pt」以上の線幅にしてください。「0.4pt」より細い線は印刷した際に、かすれてしまったり、インクの濃度によっては、最悪消えてしまうこともあります。印刷トラブルを避けるため必ず安全マージンをとり「0.4pt」以上に設定してください。

ヘアラインについて
ヘアラインとは。線自体に色が設定されておらず、「塗り」に色が設定され、線幅が0ptになっている状態(※上画像参照)を指します。一見、線があるように見えますが、印刷時ほぼ出力されません。必ず線の色と線幅を設定するようにしてください。
オブジェクトのロックを確認

データ作成中、制作の都合上、オブジェクトにロックを掛けて作業をすることはよくあります。 ただ印刷に出す場合、ロックされたままだと、文字や画像がアウトライン化されず印刷エラーの原因に繋がるので、予めロックを解除しておきましょう。
Illustratorの「メニュー」→「オブジェクト」→「すべてをロック解除」でオブジェクトを全て解除してください。
画像の埋め込み

(1)ファイル形式:リンクファイル

(2)「画像埋め込み」をクリック

(3)ファイル形式:埋め込みファイル
作成データに配置した画像を、データに埋め込み1つのデータにすることを「画像の埋め込み」と言います。
埋め込みをしておかないとデータ受け渡しの間、「画像のリンク切れ」になり印刷エラーになってしまいます。その結果、工程が遅れ納品日時が大幅にずれる原因になりますので、予めチェックしてください。
仮に画像のリンクデータが問題なく機能していたとしても、基本的にリンク画像は、印刷の際にズレが生じたり、突然リンクが切れるといった、印刷トラブルにつながりやすいので、安全を取って「埋め込みデータ」にしておきましょう。
また、埋め込むことでデータフォルダの中身が格段に減ったのが目視でわかるので、データの受け渡しミスが格段に減ります。
総インキ量
印刷面の1か所に重ね合わされるインキの合計のことを「総インキ量」といいます。
プロセスカラ―(CMYK)の場合、4色になるので各色100%として、総インキ量の合計は、「400%」となります。
また、インクの総量が多すぎると「インクが乾かない」「滲む」といった形で印刷の品質に影響が出てくるので、このような印刷トラブルを避けるため、「コトナラ」では「総インキ量」を「250%以内」でお願いしています。